キジマルーム

手仕事に込められた揺らぎや質感

ひとつひとつの手仕事に込められた揺らぎや質感、そこにしかない個性。
作り手の時間と行為が滲み、わずかな歪みや痕跡に、深い余韻と豊かさをもたらす。

キジマルームはそうした魅力を宿した作品や作家をご紹介。
絵を描く楽しさを伝えるオンラインスクールもお届けしています。

大切な誰かへの贈りものに。
そして、自分自身のための小さなご褒美に。
日常に静かに寄り添う、美しい“手の跡”をお楽しみください。

取り扱い作家ここにしかない異なる4つの感性

1F ART
ONNLINE SEMINAR
オンライン教室

東京藝術大学出身者で、ながらく美大受験の実技指導に携わってきたアーティストによる鉛筆デッサンのオンライン教室。

2F ART
NAOKO SAITO
サイトウナオコ

サイトウナオコの作品画像

古びた紙や顔料の粒子など静かなテクスチャへの眼差しが心地よい。浮世絵のようなフラットな絵画空間の作品。

3F JEWERLY
HARUO FUNTIMES
ハルオファンタイムズ

ハルオファンタイムズの指輪の画像

古びた紙や顔料の粒子など静かなテクスチャへの眼差しが心地よい。浮世絵のようなフラットな絵画空間の作品。

4F ART
HanaguMori
ハナグモリ

ハナグモリ作品画像

古びた紙や顔料の粒子など静かなテクスチャへの眼差しが心地よい。浮世絵のようなフラットな絵画空間の作品。

サイトウナオコの作品画像
「雨まじりのとき」
F100/高知麻紙 ミクストメディア

Naoko Saitoサイトウナオコ

サイトウナオコサイン

作品は、静止画というよりは線や色面を介した揺らぎのある余韻を感じるものとして表現したいと思っています。
とても曖昧だけど確実な記憶の断片を持っていたりします。
たとえば雨のにおいや整髪料のにおいが胸をざわつかせたり
特に好きでもないメロディが子どもの頃の記憶を鮮明に呼び戻したり。
私の描くモチーフは、曖昧だけど確実な何かでありたいと思っています。
そのためにあえて具体的な環境設定や詳細を削ぎ落とすこともしていくのですが、
質感としてリアリティを追求していくことは絶対的に不可欠なのです。

顔料や日常から生まれた材料、古くから存在する支持体などに触れ、
一見混ざり合うようで互いの存在を見せ付け合いながら変化する粒たちと紙を眺め

その広がってゆく様や定着に向かうまでの揺らぎ、沈殿の時差など
こうしたことがイメージするシーンと折り合いがついてくる瞬間はその度にゾクゾクします。
私自身の興味や感触により現れた作品たちが
どれだけみてくれる方々のリアリティと共鳴できるのか、ということが
私の今の表現活動なのだと思います。

サイトウナオコ作品画像

「今このふつうの日々を」
高知麻紙 ミクストメディア
”Ima Konofutsuno Hibi Wo”
Washi Mixed media

サイトウナオコ作品画像

「いるよね」
古い紙 顔料 パステル
”Iruyone”
Pigment, pastel on old paper

サイトウナオコの作品画像

「雨まじりのとき」
高知麻紙 ミクストメディア
”Amemajiri no Toki”
Washi Mixed media

キャットフードピアスの画像
ハルオファンタイムズの指輪の画像
キジマルリングルビーの画像
キャットフードピアスの画像
キャットフードピアスの画像
キャットフードの画像
キジマルリングルビーの画像
キジマルリングルビーの画像
ハルオの画像
↑ハルオ

古い技術から生まれた、“やわらかなリアリティ”

  「ハルオ」は、画家・サイトウナオコ氏の手から生まれた小さな立体作品です。素材はアルミ。奈良・東大寺の大仏さまと同じ、日本古来の鋳造技術でつくられています。

笑っているのか、ちょっと澄ましているのか──その絶妙な表情や、細部を作り込みすぎないことであえて残された素材の手ざわり。曖昧な印象の中に、むしろリアルさの本質が息づいているようにも感じられます。

 そしてハルオには、ひとつ大きな特徴があります。ひとりでは立てないこと。誰かに寄りかかったり、何かにもたれたり、支えてもらわないと自立できません。だからハルオには、キジマル、ハナ、アリ、モリという“家族”がいます。お互いに支え合って立つその姿は、どこか江戸時代の伝統工芸にあった共生的な世界観を思い出させてくれます。

 伝統の技が、現代にあるからこそ光る価値として息づいていく。
そんな願いとまなざしとともに、今日もハルオはそこに佇んでいます。
 

日本の伝統工芸には、「分業によって技術を守る」という美しい仕組みがあります。
一人の職人がすべてを担ってしまうと、その人がいなくなった瞬間に技術が途切れてしまう。
だからこそ、材料を鍛える人、研ぐ人、仕上げを施す人——それぞれが専門を受け持ち、互いに支え合うことで、技術を分かち、深めながら未来へと手渡してきました。

そこにあるのは、競争ではなく共生。
部分の完成度ではなく、関係性の美しさで成立する文化です。

ハルオそしてキジマルームはその考え方に強く惹かれています。
一人の力だけでは成り立たないこと。
他者の技があるから作品が立ち上がること。
支え合う構造そのものに、静かな強さとやさしさを感じます。

作品〈ハルオ〉とその家族たちもまた、そんな共生のあり方から生まれました。
一体では自立できず、誰かに触れ、寄りかかりながら初めて立ち上がる。
支え合ってはじめて姿を保つ構造は、伝統に宿る精神の「いまの形」かもしれません。
古い技術や考え方の中に、いまの私たちにとって大切なリアリティが潜んでいる。
その確かさを、作品を通して静かに届けられたらと思っています。

「アディダス」/ミクストメディア
”Adidas”/Mixed media

Hana gu Moriハナグモリ

リアリティとは何か。
私の表現は、常にこの問いから始まります。
私がリアリティを魅力的に感じるのは、皮膚感覚が反応するときです。
手触りや空間の気配、素材の温度が、感覚の領域で確かに存在を主張してくる瞬間。
それは視覚情報の理解とは別の次元で、身体が世界に接続されているという実感でもあります。

この感覚的なリアリティを追求するため、私の表現方法は固定されません。
あるときは平面表現であり、あるときはインスタレーションであり、またあるときは空間のプランとして生まれます。
手法は異なっても、一貫しているのは「肌触りのある感性」を起点にしていることです。
皮膚で感じ、音を聞き、目で触れる――それらの身体的知覚をいかに作品として定着させられるかを探っています。

リアリティとは、身体が先に理解している感覚を、世界のかたちとして可視化する行為である。
私はその仮説を検証し続けるために制作しています。

インスタレーション/神奈川県民ホールギャラリー 横浜
ハナグモリ作品画像

「今このふつうの日々を」
高知麻紙 ミクストメディア
”Ima Konofutsuno Hibi Wo”
Washi Mixed media

サイトウナオコ作品画像

「いるよね」
古い紙 顔料 パステル
”Iruyone”
Pigment, pastel on old paper

サイトウナオコの作品画像

「雨まじりのとき」
高知麻紙 ミクストメディア
”Amemajiri no Toki”
Washi Mixed media

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